【書籍紹介】ある仕事に取り組んでいるときに別の仕事が気になってしまう科学的理由と対策
この記事はこんな人にオススメ
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何か作業をしているときに、別のやるべき仕事が頭の中に思い浮かんでしまう人
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そのせいで集中力が弱まり作業効率が悪い人
この記事のまとめ
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別の仕事が頭に思い浮かんでしまうのは人間の本能!
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別の仕事はいつやるかを明確に書き出しておく
この記事が参考にした書籍
他の仕事が頭に浮かんで集中力が下がる現象は科学的に実証されている人間の習性
あの仕事をしようと思ってPCを開いた
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反射的にメールを確認してしまい同僚からの質問メールを読んだ
↓
回答をするために過去の情報を調べ始めた
↓
興味のあるページを見つけて読み込んでしまった
↓
気づいたら、最初に取り組もうと思っていた仕事には一切手続かずで日が暮れていた。
・・・こんな経験はないでしょうか?
このように、「何か仕事を処理しているときに他の仕事のことを考えしまう」のは
自然なことなのです。
これは旧ソ連の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクが「ツァイガルニク効果」として検証しています。
いま考えるべきことから離れて、過去に思いをはせたり、未来のことを想像したり、別のことを夢想したりすることを認知科学の世界では
「マインドワンダリング」
と言います。
やるべきことが多いほどマインドワンダリング状態になりやすくなります。
対策は、仕事を行う時期を明確に書き出して決めておく
「あのタスクに対応する必要がある、でも面倒・・・」
と思って後回しにしておくとわだかまりができてしまい、マインドワンダリング状態を引き起こす原因になります。
対策として、「面倒だから後回しにする」のではなく、
「この仕事は30分くらいかかるな。なので明日の朝に予定を登録して対応しよう」
と、必要時間と対応する時期を明確に書き出しておくことです。
- 今やるべき仕事
- 面倒なので後回しにする仕事
と分類しておくのではなく、
- 今やるべき仕事
- ○日の何時から○分でやる仕事
と明確に決めて書き出してしまうのです。
実際にやってみた効果
即効性がありました!
自分のタスクリストに記載してある各タスクを、自分のカレンダーに明確に記載してみました。
粒度はこんな感じです。
- 「〇〇さんへメール返信」
- 「○○様へ電話してアポ打診」
- 「〇〇さんからもらったの資料内容チェック」
- 「10:00実施アポ内容の議事録作成」
- 「〇〇部署への申請」
- 「〇〇打合せのセット」
- 「〇〇用の資料ドラフト作成」
対応する時間帯をカレンダーに明確に記載しておいたことで、「あのタスクについて今は考える必要がない」と認識し、頭の中にモヤモヤと残ること(マインドワンダリング状態)を回避することができたのです・・・!
結論
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何か作業をしているときに、 別のやるべき仕事が頭の中に思い浮かんでしまうことは人間の習性であり自然現象
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いつやるかを明確に書き出しておくことで対策できる
読んでいただきありがとうございました。
本記事の内容は、冒頭で紹介した集中力に関する本の内容を参考にしています。読んでみたところ、即使えそうなテクニックが大量に掲載されていたのでオススメの書籍です。
ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。